バスの交通トラブルでプロポーズ

毎朝同じ時間に同じバスに乗り合わせていた人にいきなりプロポーズされました。
1つ手前のバス亭から乗ってきていた彼、いつも決まって同じ位置に座っていました。

ときどき目が合うと会釈する程度だったのですが、帰りのバスでバスの到着をまっていた時のこと、交通トラブルでバスがこなくて偶然居合わせた彼に「遅いですね」って話しかけられたんです。

「バスの到着は未定です」とアナウンスがあり、あまりにも遅いので一緒に歩いて帰りませんか?と誘われました。
普通ならそんなお誘いは断るのだけれど、タクシーもつかまらず、渋滞で車も動かないので一緒にバスの通る道を二人で歩いて帰りました。

1時間位歩いた頃、お腹が空いてきましたねって話になって一緒にファミレスで食事をしました。
とっても居心地のいい人だな~っと思いながら食事をしている自分がいました。

そんな時「ずっと前から素敵な人だなと思ってたんです」と彼が言いました。
そして「結婚を前提におつきあいして貰えませんか?」と言われました。
ほんとに突然で驚いたけどなんだかとても嬉しかったです。

今はバスのトラブルに感謝しています。

ただ、まだ伝えなければならないことが残っています。
それは私の仕事の事。
まさかのプロポーズで、引退の時期が来たかと思いましたが、在宅でやれそうです。

買い物途中に彼氏のデート現場を発見

久しぶりに女友達と買い物に行ったとき、彼氏に良く似た人が向かい側の歩道を歩いていました。
その日彼氏は休日出勤と言っていたはず。

背丈もヘアスタイルも服装もどうみても彼そのもの。
まさかと思いつつやっぱり確かめねば!ってことで横断歩道を渡り先回りして、彼氏の前にヌッと歩いていきました。
小柄な女の子と肩を並べ寄り添うように歩き、ギュッと握り締めた手を離す間もなかった彼氏。

「○男くん、お久しぶり!彼女さん?かわいい人ね~」私は女友達と何食わぬ顔をして言いました。
「あっ、えっあっ・・・」としどろもどろな彼をよそに、「デート中お邪魔様~」と言い残してその場を去りました。

とはいえ腹立たしい思いで家に帰ってみると、彼氏が花束を持って悲壮な顔して玄関先で待っていました。
足元には無数のタバコの吸殻が・・・。
「ごめん許してくれ」と何百回も聞き、結局その日結婚しようとプロポーズされ翌日婚約指輪を買いに行きました。

夢に描いていたプロポーズではなかったけど婚約が早まってよかったです。
したたかに人生を生きていかなきゃダメですね。
きっと出会いが少ないと思っている人、かなり生真面目なんだと思います。

真面目が悪いことではないですが、世の中は真面目な事ばかりでは無いですからね。
この辺が人生経験というものでしょうか。