素直になることの難しさ

この年になると、いざ人を好きになってところで、他に優先させるものが多すぎて、頭でっかちになりすぎて、恋に没頭する、恋に堕ちるなんてことができなくなる。

あぁ、好きだな。そう思うことはここ最近頻繁になってきたし、きっと恋だと思う。
たまに、あの人との夢まで見たりするし、仕事中に結婚式の妄想まで出てきた。わりと重症だと思う。

でも、だからどうすると言われると、行動には渋ってしまう。
あの人もまんざらではなさそうだし、気持ちを伝えればきっとうまくいくんだと思う。
でも、なんか、そうやって既に安全パイを確認している時点でピュアじゃないというか、汚い自分に少し嫌気がさす。

学生時代の純粋な恋愛なんてもうできないんだろうなと思う。
好きって気持ちにも、色々入り混じっていることも実感している。
あの人の仕事、育ってきた環境、今の環境、友達、評判、見た目の自分とのバランス、将来の大体の予想…。本当、大人になってからの恋愛は、邪念でいっぱいだ。

そして、うまくいったとしても、その後に迎えるかもしれない終焉を若い頃以上に恐れてしまう。
最優先に恋をするわけでもないのに、傷つくのはかなり深いところまでいくからだ。
立ち直る方法なんていくらでもあるのだけれど、それにすら結構な労力を使う。

だから、いざ、恋をしても素直に行動することはとても難しい。
そんな面倒くさい大人に自分もなってしまったんだなと思うと、仕方ないと思う反面、軌道修正できないものかと模索してみる自分もいることに気づく。

人生最後の恋ぐらい、もう一度、素直になれる恋をしてみたいものだ。

見えないものを見る力

小さい子がもっている特殊能力ってありますよね。
そう、見えてはいけないものが見える「アレ」です。
よく聞きますよね…。怖いので聞きたくないですが(笑)
ホント、子供って素直だなと思います。

職場の先輩から聞いた話です。
親戚など、みんなで集まってご飯を食べていた時の事。
一人の子供が部屋の隅を指さして、「あのおじいちゃんは一緒に食べないの?」って言ったそうです…。
こういうのってホント怖いですよね。
しかも「お化け」ならまだしも、「おじいちゃん」なんてハッキリ言われると誤魔化しようがないですから。
結局その先輩は親戚がたくさん集まってたから先祖も来てたんだろうって事にして落ち着いたらしいです。
その話を聞いて思い出しましたが、私の親戚にも見た子がいました。
市営住宅の4階に住んでいて、夜キッチンに行くのをものすごく嫌がっていたらしいのですが、ある日カーテンが開いてる時に「外から女の人が見てる!」って言いながら大泣きしたそうです。
しかも一人ならまだしも、兄弟二人揃って同じ事を言い、泣いたらしくて。
結局、知り合いの専門の人にお祓いしてもらったそうで、それからは何事もなかったようですが。
でももう10年以上も前の事です。
今となってはそんな事覚えてないんでしょうね。
ただでさえ子供の頃の記憶って消えていきますから。
うちの子はまだ1歳なのでハッキリは喋りませんが、たまに指をさすのが怖いです。まあ、今は指さしにはまってるので気にしたら負けですけど(笑)
でも、素直なうちはなんにでも興味もってほしいですね。