忘れられない人

私には忘れられない人が一人います。
それは、ずっと片思いで告白することもできないくらい拒否されるのも嫌で、今の友達と言うポジションが自分にとっては精いっぱいと思っていました。
今、歳をとって思えば、あの時告白して振られてみるのも勉強だったな…と思います。

きっと、振られても好きで居続けていたと思います。
こんな風に自己消化で終わる恋にも発展しない片思い。
でも、実際に付き合ってみて「この人が良かった…」と別れても思い続ける方が切ないかもしれません。
一回実ってしまった恋だから余計に、ですよね。
あいにく、私には付き合ってみて忘れられない人は一人もいません。
そう考えると、自然消滅やもちろん相手から振られたこともありましたが、そういう時には私自身もそれほど好きではなかったという悲しい関係だったのかもしれません。
それでもやはり又恋をしたいと思ってしまうのは私ではなくみなさんもそうだと思います。
きっと、素敵な恋をすればするほど、忘れられない人がたくさんになってしまうかもしれませんね。
私は当時付き合っていた人を「その頃の音楽を聞いたときやドラマを見たとき、映画を観たとき」に鮮明に思い出してしまいます。
やはり、それは相手を思って見たり、聞いたりしていたからです。
そう思うと、なかなかロマンチストな人間なのかな、と自分のことを思ってみたりもしますが、その考えは一般的なのかわかりません。
もう一度忘れられない恋をしたいと思いますが、忘れなければならない時がしんどすぎて、きっと30過ぎた私にはもうそんな情熱的な恋はできないように思います。

好きな人に好きだというタイミング

好きな人が出来ると、昔はずっと言えなかった。
それでいて、もはや言うしかないと決めたときには既にタイミングを逃していた。
だから最近は、好きになったらもうすぐに好きだと言うことにしている。
ただし、飲んでいるとき。
それでしか言えない。

こういうことを言うと、男友達には確実に最低だと言われる。
からかっているのだと思われてしまうそうだ。
けれどそうではないのだ。
決してからかってなどいない。
そうでしか言えないのだ、ということをどうやって伝えたらいいのだろうか。
ただ、その友人らの言うところには、本気だということをいかに伝えるかということが大切らしい。
確かにアルコールの入った状態で意気揚々と言われると、こいつは本気じゃないなと思われること請け合いである。
これは残念ながら私にも分かる。
結局、恋愛とは言え、人と人との付き合いというのは誠心誠意が大切なのだ。
逆に、仕事と同じだと考えれば分かりやすい。
お酒の席での商談なんて、本気かどうかわかったもんではない。
今も昔も、私は非常に臆病なので、好きだと伝えて相手の反応を見るのが怖いのである。
だから結局冗談めかして言わないと、失敗したときのダメージに耐えられない。
既に失敗を見越している時点で既に負けているのだ。
だから、本当に心から伝えないと、相手が自分を好きになってくれるわけもない。
逃げていてはいけないのだ。
なんてこんな分かりきったことを自分に言っても、もう遅い。
私は既に、お酒の席で好きな人に好きだと言ってしまっているのである。
そして、全然信用してもらえていないのである。